コロナ禍で前進、eスポーツ オンライン増えファン拡大
新型コロナウイルス流行の影響でeスポーツに注目が集まっている。米プロバスケットボール協会(NBA)、ウィザーズの八村塁選手がNBAを題材としたオンラインでの大会に参加。日本でもJリーガーやプロ野球選手が大会に参戦して話題を振りまいた。
事業を手掛ける「KADOKAWA Game Linkage」によると、eスポーツの昨年の国内市場規模は約61億円で、前年より27%増えた。今年は巣ごもりの波及効果などで、さらに関心が高まっている。日本eスポーツ連合の浜村弘一副会長は「知らない人も体験し、競技の認知度が上がった」と話す。
とはいえ、この「スポーツ」も対面での実施が基本。今年は既にいくつかの大会が中止を余儀なくされた。オンライン開催には、プログラム改造やなりすましなど不正行為のリスクがあり、運営側はこうした面にも神経をとがらせている。
トレーディングカードゲームの代表的な存在である「ハースストーン」の名手、赤坂哲郎さんは、2018年ジャカルタ・アジア大会にも出場したプロ選手だ。オンライン開催について「もともと生配信で見る人の方が多いが、選手同士が会場で交流できなくなるのはデメリット」と指摘。会場での人付き合いを通じて練習仲間になり、ともに技を磨くのは一般スポーツと変わらない。
浜村氏も、「みんなで集まった方が盛り上がるし、楽しさがより伝わる」と現状を残念がるが、「大きく上がった認知度を生かし、競技のファン拡大に手を打ちたい」。将来を見据えて腕をまくっている。(2020/06/13-15:48)
Esports in Spotlight amid Virus Crisis
Esports is attracting attention at a time when real-life sports matches have been suspended amid the new coronavirus outbreak.
Esports became a hot topic after Rui Hachimura, a Japanese professional basketball player of the Washington Wizards, a team in the U.S. National Basketball Association, joined an online game competition themed on the NBA in April.
Players of teams belonging to the Japan Professional Football League, or J.League, and Japanese professional baseball players have participated in similar events.
The size of the Japanese esports market expanded 27 pct year on year to some 6.1 billion yen in 2019, according to Kadokawa Game Linkage Inc., which is engaged in esports business.
People's interest in esports is growing further recently amid a stay-at-home trend due to the virus outbreak.
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