外食、持ち帰りに活路 自粛の全国拡大で―新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、外食業界で持ち帰りや宅配を強化する動きが広がっている。宴会や外出の自粛で客足が激減する一方、自宅で食事を取る人が増えているためだ。収束が見通せない中、新たな客層の開拓で活路を見いだそうとしている。
政府は16日に緊急事態宣言の対象を全国に拡大。東京都などは飲食店に午後8時以降の営業自粛を求めているが、宅配・持ち帰りは対象外で、深夜も販売できる。各社とも持ち帰りは好調で、カレーチェーンの壱番屋では、足元の既存店売上高が前年割れする一方で宅配・持ち帰りは約10%の伸びという。
すき家(東京)は「新しい食べ方を知ってもらいたい」(広報担当)との意向から、牛丼を使ったアレンジ料理をウェブ上で公開している。すかいらーくホールディングスは「ガスト」など自社で宅配・持ち帰りを行う約1000店に応援要員を出し、多くの注文に対応できる態勢を整えた。
個人店の参入も相次ぐ。千葉市のダイニングバー「マーブル」は15日から、空揚げ弁当などの持ち帰り・宅配を始めた。店主の男性(36)は「周辺の店を含め客が減っている」と話し、在宅勤務者などの利用に期待を寄せる。もっとも、「価格競争ではスーパーなどの総菜にかなわない」(中華料理店)との声も上がっており、飲食店の苦境は続きそうだ。(2020/04/26-13:34)
Eateries Beefing Up Takeouts, Deliveries to Survive Pandemic
Restaurants in Japan are beefing up takeout and delivery services in a bid to survive the novel coronavirus pandemic, as authorities' stay-home requests have sharply reduced demand for dining out while leading people to eat at home.
They are struggling to find new customers at a time when no end is in sight for the pandemic, which forced the government to expand its state of emergency to cover the entire nation on April 16, less than 10 days after it was declared on April 7 for seven of the country's 47 prefectures--Tokyo, Saitama, Kanagawa, Chiba, Osaka, Hyogo and Fukuoka.
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