2020.03.24 07:34Business

自動車各社、アジア・中南米に操業停止の波　新型コロナが業績直撃も

　世界的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日系自動車各社の操業停止の波が、欧米に続いてアジアや中南米に押し寄せている。各国政府の外出自粛要請やサプライチェーン（部品供給網）の混乱などに伴い、グローバルに工場休止が長引けば、業績を直撃する恐れがある。
　インドでは、最大のシェアを握るスズキが二つの完成車工場について２３日から当面の休止を決めた。生産能力は合わせて年間１５０万台に上り、再開時期は現地政府の方針に従うという。日産自動車、ホンダも同日から稼働を停止。トヨタ自動車も従業員の出社が困難なため、２３日については操業を見合わせた。
　フィリピンでは、トヨタが完成車と部品の工場稼働を４月半ばまで停止する。三菱自動車の完成車生産も４月１２日まで止まり、トヨタはマレーシア生産を月内いっぱい取りやめる。ホンダのパキスタンの二輪車工場は２４日から休止。
　中南米でも工場休止が相次いでおり、トヨタやホンダがアルゼンチンの工場の月内操業を見送るほか、日産自動車はメキシコの工場を３月２５日から４月１４日まで休止することを決めた。感染者が１５００人を超えたブラジルをはじめ中南米では拡大防止に向け自粛ムードが急速に覆いつつあるという。
　各社の現地販売店も続々休業しており、「操業を再開できても、消費マインドの落ち込みが心配だ」（自動車大手幹部）と、コロナが深刻な影を落とす景気の行方に気をもんでいる。（2020/03/24-07:34）

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2020.03.24 07:34Business

Japanese Automakers Now Halt Output in Asia, Latin America

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The novel coronavirus pandemic is now forcing Japanese automakers to suspend overseas production in the Asian region and Latin America after Europe and the United States.
Suzuki Motor Corp. halted operations at two assembly plants in India, where the company has the largest market share, from Monday for the time being. The plants can produce a combined 1.5 million vehicles a year.

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