JDI、赤字予想393億円に拡大 車載向け不振―25年3月期
経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)は13日、2025年3月期の連結純損失予想が、従来の266億円から393億円に拡大すると発表した。赤字は11期連続となる。車載やスマートウオッチ向けディスプレーの需要減が要因。
売上高予想は2218億円から1800億円に引き下げた。東京都内で記者会見したスコット・キャロン会長は「多大なご迷惑と心配を掛け、おわびする。一日も早く黒字企業になるよう全力を尽くす」と陳謝した。
キャロン氏は「ディスプレー専業でやってきたが、低収益な産業。一本足打法をやめる」と述べ、今後、センサーや人工知能(AI)関連データセンター、先端半導体のパッケージングに事業領域を拡大すると表明した。生産を停止した工場の売却も検討するという。(2024/11/13-19:51)
Japan Display Bracing for Wider Net Loss
Japan Display Inc. said Wednesday that its group net loss for the business year to March 2025 is now projected to expand to 39.3 billion yen from its previous estimate of 26.6 billion yen.
The struggling maker of small and midsize liquid crystal display panels expects to suffer a net loss for the 11th straight year, due chiefly to weaker demand for in-vehicle and smart watch displays.
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