世界ＥＶ販売、４０年に６倍増へ 米中、インドがけん引―民間予測
２０４０年に、世界の電気自動車（ＥＶ）の新車販売台数が２３年比で約６倍に増加する―。足元で失速が指摘されるＥＶ市場だが、民間調査会社の富士経済（東京）がこのほど実施した調査では、中長期的には大きく拡大していくとの結果が出た。充電インフラの整備や電池の技術開発、ＥＶ普及への政策支援に後押しされ、２５年以降は中国や北米、インドで顕著な伸びを示す見通しだ。
調査は今年４～８月に自動車メーカーや関連企業・団体へのヒアリングなどを通じて実施。それによると、全世界でのＥＶ新車販売台数は、２３年の約１００４万台から４０年には５７１３万台と、５．７倍に増加する。うち中国は３．６倍、北米は９．１倍にそれぞれ伸び、全体の約６割を占める見通し。２３年に８万台だったインドも４２３万台と急伸し、主要市場に成長する見込みだ。
日本は１０万台から１９６万台に増加する予想。当面は日本メーカーが得意とするハイブリッド車（ＨＶ）の需要が続くが、３０年代半ばにＥＶが逆転するという。（2024/10/21-17:16）
Global EV Sales Estimated to Grow Sixfold by 2040
Global sales of new electric vehicles are expected to increase by about six times to 57.13 million units in 2040 from about 10.04 million units in 2023, according to a survey by Fuji Keizai Co., a private research firm in Tokyo.
EV sales are likely to post remarkable growth in China, North America and India, driven by government support and the development of advanced batteries and charging infrastructure, Fuji Keizai said.
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