VMウェアに立ち入り ソフト提供で「抱き合わせ販売」か―公取委
サーバーの「仮想化」ソフトと抱き合わせで不要なソフトも提供したとして、公正取引委員会は25日、独禁法違反(不公正な取引方法)の疑いで、米半導体大手ブロードコムの子会社「VMware(ヴイエムウェア)」(東京都港区)を立ち入り検査した。関係者への取材で分かった。
独禁法で禁じる「抱き合わせ販売」や「優越的地位の乱用」などに当たる可能性があるという。
関係者によると、対象となったのはクラウドサービスとして、仮想的に複数のサーバーを1台のサーバーに統合したり、1台から複数に分散したりするソフト。ブロードコムとヴイエムウェアなどは今年1~3月ごろ、取引先に対して一方的に条件を変更し、不要なソフトと仮想化ソフトをセットで提供していた疑いがある。
ヴイエムウェアは2023年に国内の仮想化ソフトで8割のシェアを占めていたという。取引先にとっては、圧倒的なシェアを占める同社の意向に反して他社に乗り換えるのは困難だったとみられる。(2024/09/25-12:04)
Japan FTC Inspects VMware on Suspicion of Tie-In Sales
The Japan Fair Trade Commission on Wednesday conducted an on-site inspection of the Tokyo office of VMware, a unit of U.S. semiconductor firm Broadcom Inc., on suspicion of tie-in sales and abuse of dominant position, both prohibited by the antimonopoly law, informed sources said.
VMware is suspected of bundling unnecessary products with its server virtualization software around January-March this year, according to the sources.
As VMware had a share of 80 pct in Japan's server virtualization market in 2023, it is believed to have been difficult for its customers to switch to similar products from other companies.
The VMware software enables virtual server integration and segmentation.
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