デブリ取り出し、作業中断 カメラ映らず、再開未定―東電
東京電力は17日、福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しでトラブルが発生し、作業を中断したと明らかにした。デブリ回収装置のカメラの映像が映らなくなったという。詳しい原因を調査しているが、今後の見通しは立っていない。
東電によると、17日午前6時ごろから作業を始める際、装置に取り付けたカメラ4台のうち、デブリをつかむ時に使用する先端部の2台の映像が確認できなくなった。いずれも電源は入っているが、内部の映像が表示されない状態という。ケーブルの再接続や電源の入れ直しを試したが復旧せず、この日は作業を終了した。
試験的取り出しは、遠隔操作で「テレスコ式」と呼ばれる釣りざお状の回収装置を原子炉の格納容器内に投入。底にたまったデブリから最大3グラム程度を取り出す計画となっている。
14日に装置先端部の爪を格納容器底部まで下ろす作業を実施。15日の点検では不具合の起きた2台とも異常は見られなかったという。条件が整えば、17日にも爪でデブリをつかむ作業に入る可能性もあった。(2024/09/17-20:12)
Fukushima Plant Debris Removal Work Hit by Glitch Again
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc. on Tuesday halted trial work to remove nuclear fuel debris from the No. 2 reactor at its meltdown-stricken Fukushima No. 1 nuclear power plant in northeastern Japan, due to an equipment glitch.
The halt came after the camera attached to a device designed to pick up fuel debris stopped working, TEPCO officials said. The company is investigating the cause of the latest glitch, and it is uncertain when it will be able to resume the trial removal work.
The trial work was originally scheduled to begin in August, but TEPCO canceled it at the last minute due to an error in the order of pipes in the device.
After implementing measures to prevent a similar problem, the company started the trial work on Sept. 10.
最新ニュース
-
「来週会合で利上げ判断」=植田日銀総裁
-
「恥かかせる目的」と当局批判=公邸前の支持者「大統領守る」と気勢―韓国
-
石丸伸二氏、都議選へ地域政党=候補者擁立、会見で表明
-
フジテレビに調査要求=中居さん騒動で―株主の米ファンド
-
中国首相と関係発展確認=自公幹事長、石破首相の親書手渡す
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕