「父の日」、贈り物の定番は? 米は赤白バラ、日本は独自色―ヒマワリなど人気に
16日は「父の日」。「母の日」の贈り物と言えば赤いカーネーションが一般的だが、父の日にも定番の贈り物はあるのだろうか。日本では近年、ヒマワリを贈るのも人気だが、父の日設立に至る経緯を探ると意外な事実が見えてきた。
父の日はもともと、米国発祥の風習とされる。日本では1981年、父の日の周知と普及を目的に、「日本メンズファッション協会」(東京都渋谷区)を母体とする「日本ファーザーズ・デイ委員会」が設立され、翌年には黄色のリボンを添えた贈り物をする呼び掛けを開始。協会事務局の川崎和則さんは「黄色は幸せの色で身を守るという意味もある」と説明する。百貨店などでのPRも功を奏し、徐々に浸透した。
独自に発展した習慣もある。米国では存命なら赤いバラを贈り、亡くなっているなら白いバラを墓前に供えるが、川崎さんによると、この習慣と日本の父の日のイメージカラーが融合し、黄色のバラを贈ることが主流になったという。
ただ、黄色のバラには「嫉妬」というネガティブな花言葉もある。そこで近年は、ヒマワリの人気が高まっている。東京・銀座の生花店「スズキフロリスト」の難波重之社長は「ヒマワリは明るくて元気が出る花。夏に向かうこの時期にも最適だからでは」と背景を推測する。
では、父の日にお勧めの贈り物は―。自身も3人の子を持つという協会事務局の川崎さんは「お父さんは何でもうれしい」と強調。その上で「父の日が親子のコミュニケーションを深める日になることが一番ではないか」と話した。(2024/06/15-13:32)
Father's Day Custom in Japan Developed in Own Way
The custom of Father's Day in Japan has a unique history and has developed in its own way.
Many people give red carnations to their mothers for Mother's Day. Meanwhile, sunflowers have been becoming a popular gift for Father's Day in recent years. But the situation had been different before.
In Japan, the third Sunday of June is Father's Day.
Father's Day is believed to have originated in the United States.
In Japan, the Father's Day Council was established in 1981, branching off from the Men's Fashion Unity, for the purpose of disseminating the custom of Father's Day. In the following year, the council started calling on people to present gifts with a yellow ribbon for Father's Day.
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