エンジンの燃費データ改ざん ＩＨＩ子会社、船舶・発電装置用
総合重工業大手ＩＨＩは２４日、子会社のＩＨＩ原動機（東京）が船舶向けエンジンを出荷する際、顧客に提出する燃料消費率データを改ざんしていたと発表した。確認できる２００３年以降、国内外に出荷した４８８１台の８割以上に当たる４２１５台で、試運転での実測値とは異なる数値を記載していた。
発電装置向けなどの陸上用エンジンでも、出荷した６５６台の２割強に当たる１４６台で改ざんがあった。これらのうち舶用２０４６台と陸上用１２台は、顧客向けの仕様値を満たしていなかった。
盛田英夫ＩＨＩ副社長は東京都内で記者会見し「ものづくりを担う企業としての根幹を問われる事態だと重く受け止めている」と述べ、謝罪した。
改ざんは、新潟内燃機工場（新潟市）と太田工場（群馬県太田市）で行われていた。今年２月下旬に従業員の申告で発覚した。（2024/04/24-20:26）
IHI Subsidiary Tampers Engine Fuel Economy Data
Japanese heavy machinery maker IHI Corp. said Wednesday its engine subsidiary has falsified fuel economy data mostly for ship engines.
On a confirmation basis, the misconduct has taken place since 2003, involving 4,215 ship engines and 146 industrial engines, such as for power generation, produced at IHI Power Systems Co.'s plants in Niigata and Gunma Prefectures.
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