2024.03.30 13:32Nation

ライドシェア、来月導入 東京・神奈川など、タクシー不足対応

 一般ドライバーが自家用車を使って有償で客を運ぶ「ライドシェア」が4月から、タクシー会社の管理下で導入される。東京、神奈川、愛知、京都の4都府県の一部区域で、準備が整ったタクシー会社から4月中に順次運行を開始する。都市部や観光地などでタクシーが不足する中、新たな交通手段として定着するか注目される。
 ライドシェアが4月から導入されるのは、東京23区や武蔵野市など「特別区・武三」、横浜市や川崎市など「京浜」、名古屋市を中心とした「名古屋」、京都市など「京都市域」の4区域。いずれもタクシー不足が深刻なエリアで、タクシー会社が運行を管理することを条件に、曜日や時間を限定してサービスを認める。
 運賃はタクシーと同等で、支払いは原則キャッシュレス決済。配車アプリからの予約を基本とし、トラブルを防ぐため、金額と発着地は事前に確定させる。2年間無事故であることを条件に、2種免許がないドライバーも採用できる。タクシー会社が安全指導や車両整備を担う。
 札幌、仙台、埼玉、千葉、大阪、神戸、広島、福岡の都市部を中心とした8区域でも5月以降、サービスが可能になる。この他の区域についても、金、土曜日の午後4時台~翌午前5時台に一定のタクシー不足が確認されるなどの条件付きで4月以降の運行を認める。
 ライドシェアとは別に、タクシーやバスのない過疎地で、自治体やNPO法人による有料の送迎を認める「自家用有償旅客運送」も4月から規制を緩和する。タクシー会社との共同運営を認め、車両の確保などを進めやすくする。
 政府はライドシェアについて、タクシー会社以外の事業者が参入する「全面解禁」を議論しており、6月にも方針を示す。ただ、競争激化を警戒するタクシー業界が反対している。(2024/03/30-13:32)

2024.03.30 13:32Nation

Ride-Sharing Services to Kick Off in Japan in April


Ride-sharing services are set to begin in some districts in Tokyo and three other prefectures in Japan in April under the management of taxi companies.
   The services will be rolled out during the first month of fiscal 2024 in parts of the four prefectures, also including Kanagawa, Aichi and Kyoto, by taxi operators that have completed preparations.
   The focus is on whether ride-sharing services, in which general drivers offer paid rides using their private vehicles, will be established as a means of transportation amid taxi shortages in metropolitan and tourist areas.
   The services will be introduced in Tokyo's 23 special wards and nearby cities such as Musashino, some Kanagawa municipalities including the cities of Yokohama and Kawasaki, an area centered around the Aichi capital of Nagoya and a district including Kyoto's namesake capital. All the areas suffer from severe taxi shortages.
   The services will be allowed under the management of taxi firms during certain hours and days of the week.

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