ほぼ全てにQRコード掲載 加速するデジタル対応―中学校教科書検定・文科省
文部科学省は22日、中学校で2025年度から使用される教科書の検定結果を公表した。児童生徒に1人1台の情報端末を配る「GIGAスクール構想」の下、ほぼ全ての教科書に、ウェブサイトに接続して動画などを視聴できる2次元コード(QRコード)が掲載された。各教科書会社はリンク先のデジタル教材を充実させるなど、対応を加速させている。
今回は、現行の学習指導要領に基づく2回目の検定。10教科の計100点が合格した。
各教科書とも、指導要領が重視する「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)の推進を軸に編集されており、グループでの話し合い活動などを促している。
22年に始まったロシアのウクライナ侵攻については、一部の教科書が触れていた。検定では「日本もウクライナ難民を受け入れました」との記述に「難民として受け入れたわけではない」という意見が付き、「ウクライナ避難民」と修正された。
安倍晋三元首相銃撃事件について、年表などで触れた教科書があったが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に関する記述はなかった。北方領土や竹島、尖閣諸島については、学習指導要領に沿った記述が定着。日本の「固有の領土」と明記するよう求める意見は付かなかった。(2024/03/22-15:05)
Almost All Junior High School Textbooks in Japan Feature QR Codes
Almost all Japanese junior high school textbooks will include quick response, or QR, codes allowing students to access links to videos and other educational resources, according to the results of education ministry screenings released Friday.
The widespread adoption of QR codes in textbooks for use in the 2025 academic year is in line with the ministry's "giga school" initiative to equip every child at elementary or junior high school with an information device.
It was the second round of textbook screenings conducted by the ministry under the current teaching curriculum guidelines.
A total of 100 textbooks covering 10 subjects for use at junior high schools from the year starting in April 2025 passed the ministry review. One textbook failed, while decisions were shelved for two others.
All textbooks that passed focused on so-called active learning, which puts emphasis on independent, interactive and in-depth learning, a key area in the teaching curriculum guidelines.
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