36%が「65歳以降も働きたい」 定年退職の国家公務員―人事院調査
定年退職した国家公務員の36.2%が、年金支給開始年齢の65歳以降も働きたいと考えていることが人事院の調査で分かった。前回調査から7.5ポイント増加しており、人事院の担当者は「長く働きたい人が増えている」と分析している。
調査は3年に1度行っている。今回は昨年9~10月、2022年度末に60歳で定年退職した一般職のうち、所在が確認できた7144人に実施。5233人(73.3%)から回答を得た。
調査結果によると、全体の83.3%が「定年後も働きたい」と答えた。このうち、「65歳まで働きたい」が10.1ポイント増の45.1%で最多。「働けるうちはいつまでも働きたい」(24.0%)と「70歳まで働きたい」(12.2%)を合わせると、65歳以降も働きたい人は36.2%に上った。理由は「生活維持のため」(85.7%)が最も多かった。
調査時点での就労先は、国の機関が79.2%、民間企業が10.6%、資格を活用した独立が2.3%など。本人の平均収入月額(ボーナスを除く)は、「21万~30万円」(26.3%)、「11万~20万円」(14.9%)、「31万~40万円」(10.9%)の順で多かった。
政府は、国家公務員の定年を23年度から2年ごとに1歳ずつ延長。31年度に65歳とする。シニア層の知識や経験を生かすとともに、少子高齢化が進む中、深刻化する人手不足に対応する狙い。(2024/03/21-09:04)
More Retired Japan Govt Employees Want to Work after Age 65
Over 35 pct of retired Japanese government employees want to work after reaching the pension payment starting age of 65, a survey by the National Personnel Authority showed.
The figure was up 7.5 percentage points from the previous survey in 2020. "More people are willing to work for a long time," an official at the agency said.
The latest survey was conducted in September and October last year on 7,144 people who retired at the age of 60 at the end of fiscal 2022. Responses were received from 5,233 people, or 73.3 pct.
The survey showed that 83.3 pct of the respondents said they want to work after retirement. The most common reason, cited by 85.7 pct of the respondents, was to maintain their standard of living.
The Japanese government plans to extend the retirement age for national public servants by one year every two years, starting in fiscal 2023. The age will be 65 in fiscal 2031.
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