収入「満足」、最低31.4% 物価高が生活直撃―内閣府調査
内閣府は8日、「国民生活に関する世論調査」の結果を発表した。所得・収入について「満足」「まあ満足」と答えた人は合わせて31.4%で、2022年の前回調査と比べて3.5ポイント減だった。調査方法が変更され単純比較はできないが、過去最低となった。
「不満」「やや不満」は合わせて前回調査比3.2ポイント増の68.0%で過去最高。内閣府は、国民生活に物価高が直撃したことなどが背景にあるとみている。
生活全体の満足度も「満足」「まあ満足」合わせて49.0%で過去最低。22年調査と比べて生活の向上感に関しては「低下している」が3.3ポイント増の35.9%、「向上している」は0.7ポイント増の5.4%だった。
今後政府が力を入れるべきことを複数回答で尋ねたところ、68.1%の「物価対策」が最も多く、「景気対策」(64.4%)、「医療・年金等の社会保障整備」(62.8%)、「高齢社会対策」(50.8%)と続いた。「防衛・安全保障」は34.3%だった。
調査は23年11月9日から12月17日まで、全国の18歳以上5000人を対象に郵送で実施し、有効回収率は61.5%。
内閣府は別の3000人を対象に面接調査も実施し、1714人から有効回答を得た。所得・収入について「満足」と答えた人は48.5%、「不満」は50.0%だった。(2024/03/08-17:10)
Less People in Japan Happy with Income: Govt Survey
Less people in Japan are satisfied with their incomes than two years before amid rising prices, a government survey showed Friday.
The Cabinet Office survey found that the share of respondents who were satisfied or somewhat satisfied with their incomes fell 3.5 percentage points from the previous 2022 survey to a record low of 31.4 pct.
The share of respondents who were dissatisfied or somewhat dissatisfied with their incomes rose 3.2 points to a record high of 68.0 pct.
The survey also found that a record low of 49.0 pct said they were satisfied or somewhat satisfied with their overall living conditions.
The proportion of respondents feeling that their living conditions had deteriorated from the previous survey rose 3.3 points to 35.9 pct, while that of those feeling the opposite edged up 0.7 point to 5.4 pct.
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