キリンＨＤ社長に南方氏 ９年ぶり交代、磯崎氏は会長
キリンホールディングス（ＨＤ）は１４日、南方健志常務（６２）が社長に昇格する人事を発表した。来月２８日に開催予定の株主総会を経て正式に決定する。磯崎功典社長（７０）は代表権のある会長に就く。同社の社長交代は２０１５年以来、９年ぶり。南方氏は０７年のキリンＨＤ発足以降で、事業会社キリンビールの社長を経験していない初のトップとなる。磯崎氏は新設した最高経営責任者（ＣＥＯ）、南方氏は最高執行責任者（ＣＯＯ）をそれぞれ務める。
南方氏は東京都内で記者会見し、「新価値の創造にチャレンジする」と抱負を述べた。２３年に買収したオーストラリアの健康食品大手ブラックモアズを通じて、アジア太平洋地域でヘルスサイエンス事業の拡大に取り組む考えも示した。磯崎氏は南方氏について「胆力があり、安定したリーダーシップが発揮できる」と評価した。
南方 健志氏（みなかた・たけし）東大農卒。８４年キリンビール（現キリンＨＤ）入社、協和発酵バイオ社長などを経て２２年３月キリンＨＤ常務。広島県出身。（2024/02/14-20:53）
Minakata to Become Kirin President
Kirin Holdings Co. said Wednesday that it will promote Senior Executive Officer Takeshi Minakata, 62, to be its president and chief operating officer.
The appointment will be formalized after a general shareholders' meeting scheduled to be held March 28.
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