楽天、赤字3394億円 5年連続、携帯苦戦―12月期・23年ぶり無配転落
楽天グループが14日発表した2023年12月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が3394億円の赤字(前期は3772億円の赤字)だった。赤字額は過去2番目に大きい水準で、通期の赤字は5年連続。基地局整備の負担が重い携帯電話事業の苦戦が続いた。配当は、財務基盤の安定を優先して23年ぶりに無配とする。
携帯事業の調整後営業損益は3375億円の赤字だった。前期(4792億円の赤字)から改善した。通信契約数が23年末時点で609万回線となり、前年末時点の446万回線から伸びた。
同社は21日に家族割引を導入し、携帯事業の黒字化に必要な800万回線の年内達成を目指している。同時に売上単価も伸ばしたい考えだ。
楽天グループでは携帯事業の不振が長引き、24年と25年合算で8000億円規模の社債償還への不安が高まっている。同社は2月、27年満期の社債を18億ドル(約2700億円)発行。調達資金で満期が近い社債を買い取り、一部の償還を事実上先送りする。
三木谷浩史会長兼社長は、決算説明会で「24年のリファイナンス(借り換え)リスクはなくなった。それ以降もそれほど心配することはない」と語った。(2024/02/14-19:20)
Japan's Rakuten Group Logs Net Loss of 339.4 B. Yen
Japan's Rakuten Group Inc. on Wednesday reported a group net loss of 339.4 billion yen for 2023, smaller than the year-before loss of 377.2 billion yen.
The cybermall and mobile phone group incurred a net loss for the fifth straight year as its mobile phone operations continued to struggle.
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