金融子会社、来年10月再上場 23年4~12月期決算は増収減益―ソニーG
ソニーグループ(G)は14日、生命保険や銀行などの金融事業を手掛ける完全子会社ソニーフィナンシャルグループ(FG)を2025年10月に分離し、東京証券取引所へ上場させると発表した。20年にグループ連携強化を狙って非上場化したが、ゲームや音楽などの主力事業に経営資源を集中するため、再び分離・上場させる。
ソニーGは昨年5月、ソニーFGの分離・上場を検討すると発表していた。分離時には株式の80%超を現物でソニーGの株主に分配し、同社の保有比率は20%未満にする。十時裕樹社長は「両社にとってウィンウィンの結果を生み出すことを目指してやっている」と述べた。
同時発表した23年4~12月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年同期比20.2%増の9兆5398億円と過去最高だったが、本業のもうけを示す営業利益は15.3%減の9793億円。純利益は9.6%減の7815億円だった。
円安効果もあり、ゲームや音楽、半導体などの売り上げが拡大。ただ、家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)5」の販売台数は3割増の1640万台と想定よりも伸び悩んだ。生命保険事業の収益悪化やテレビの販売減も響いた。(2024/02/14-18:29)
Sony's April-Dec. Operating Profit Falls 15 Pct
Sony Group Corp. said Wednesday that its consolidated operating profit in April-December last year plunged 15.3 pct from a year before to 979.3 billion yen.
Group sales at the Japanese electronics and entertainment giant grew 20.2 pct to 9,539.8 billion yen, while its net profit fell 9.6 pct to 781.5 billion yen.
最新ニュース
-
オリンパス元社長に懲役10月求刑=違法薬物譲り受け「全て事実」―東京地裁
-
25年度雇用保険料率、1.45%へ=経済回復で0.1ポイント下げ―厚労省
-
愛子さまが体調不良=上皇さま誕生日行事欠席
-
川重が十数億円申告漏れ=海自接待、交際費と認定―大阪国税局
-
ホンダ・日産、統合検討発表へ=三菱自も合流視野、世界3位目指す
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕