30年に700トンの乾式貯蔵施設 福井県に事前了解願い提出―関電
関西電力は8日、原発から出た使用済み核燃料を構内で一時保管する乾式貯蔵施設について、2030年ごろを目標に、同社の全原発で計約700トンを保管できる施設を完成させる方針を明らかにした。同日、国の審査を受けるための事前了解願いを福井県と立地町に提出。県は今後、計画内容を精査して判断するとしている。
乾式貯蔵は使用済み燃料を、陸上で専用容器に入れて保管する方法。福井県内には、燃料貯蔵プールが最短3.7年で満杯になる見通しの原発もあるため、今後の県外搬出に備えて構内で一時保管する。具体的には、同県の大飯(おおい町)、高浜(高浜町)、美浜(美浜町)の3原発内5カ所で、使用済み燃料1530体を貯蔵する施設を検討している。(2024/02/08-19:31)
Kansai Electric to Build Spent Nuke Fuel Storage Units Around 2030
Kansai Electric Power Co. said Thursday that it plans to complete a total of five temporary storage facilities for spent nuclear fuel at its three nuclear power plants, all located in Fukui Prefecture, by around 2030.
Kansai Electric the same day sought approval for the plan from the Fukui prefectural government and the municipalities hosting the nuclear plants.
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