KDDI、ローソンにTOB 4971億円、三菱商事と共同出資―「未来のコンビニ」目標
KDDIは6日、ローソン株式をTOB(株式公開買い付け)で取得し、三菱商事との折半出資とする方針を発表した。取得額は4971億円。成立すればローソンは非上場化される見通し。KDDIの通信やデジタル技術などを生かし、ローソンの事業拡大を進める狙いがある。
TOBは4月ごろ実施し、1株1万360円で買い付ける。三菱商事はTOBに応募せず、ローソン株を引き続き保有。KDDIと50%ずつ出資して共同経営の形を取り、ローソンは両社の持ち分法適用会社となる。
KDDIの高橋誠社長は記者会見で、「われわれの通信、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用して、『未来のコンビニ』を実現してほしい」と強調。ローソンの店頭でリモートにより、利用客が金融や保険の相談をしたり、服薬指導やauのスマホ手続きなどのサービスを受けたりすることを目指す。店舗運営の効率化やドローンを活用した遠隔地配送なども進める。
ローソンの竹増貞信社長は「究極的にはコンビニとEC(電子商取引)が世の中にあれば買い物は成り立つ」と指摘。「それには通信でつなぐことが大事だ」とも語った。(2024/02/06-19:21)
KDDI to Launch Tender Offer for Lawson Shares
Major Japanese mobile carrier KDDI Corp. said Tuesday that it will launch around April a tender offer for shares in convenience store operator Lawson Inc.
Under a three-party capital and business tie-up deal, KDDI will acquire Lawson shares it has not already owned at 10,360 yen apiece from holders other than trading house Mitsubishi Corp., the parent of Lawson with a 50.06 pct stake.
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