SOMPO、桜田CEO退任へ 金融庁25日にも処分、後任奥村氏
SOMPOホールディングスの桜田謙悟会長兼最高経営責任者(CEO、67)がCEOを3月末に退任する方向で調整していることが23日、分かった。関係者への取材で判明した。後任CEOには同社の奥村幹夫社長(58)が就く。中古車販売大手ビッグモーター(BM、東京)による保険金不正請求への対応を巡り、金融庁はSOMPOと子会社の損害保険ジャパンへの立ち入り検査を22日に終了。25日にも両社に業務改善命令を出し、経営責任の明確化を求める。
SOMPOは処分内容などを踏まえて桜田氏の会長職の進退も判断する。近く記者会見を開く。
不正請求を把握した損害保険大手各社が取引停止を続ける中、損保ジャパンは不正を認識しながら、いったん停止したBMへの顧客紹介を唯一再開していた。SOMPOが設置した社外調査委員会は先にまとめた報告書で、再開を決めた損保ジャパンの判断を「顧客重視の視点を欠いた」と批判。再開の事後報告を受けたSOMPOについても「特段能動的な対応を取ることができなかった。主体的・指導的姿勢が乏しかった」と経営監督の不備を指摘していた。(2024/01/23-11:42)
Sompo Holdings' Sakurada Planning to Resign as CEO
Sompo Holdings Inc.'s Kengo Sakurada is planning to step down as its CEO at the end of March, over automobile insurance fraud at used car dealer Bigmotor Co., informed sources said Tuesday.
The Financial Services Agency is expected to issue business improvement orders to the holding company and subsidiary Sompo Japan Insurance Inc. as early as Thursday regarding their responses to the wrongdoing by Bigmotor. The FSA ended its on-site inspections of Sompo Holdings and Sompo Japan Insurance on Monday.
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