17日から集団避難 輪島の中学生250人―死者222人・能登地震
能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の中学生401人のうち、保護者が同意した約250人の集団避難が17日から始まる。移動先の同県白山市で授業を受ける予定で、期間は2カ月程度を見込む。珠洲市も同様に集団避難の希望者を募っている。
被災地の断水や停電は復旧の見通しが立っておらず、災害関連死を防ぐため旅館やホテルへの「2次避難」が進められている。県は3万人の受け入れが可能としているが、16日午後2時時点の2次避難者は1278人にとどまる。
県によると、死者は222人、安否不明者は22人で前日と変わらなかった。市町が公共施設に設置した避難所には引き続き1万6000人余りが身を寄せている。また、県は同日、新たに遺族の同意が得られた犠牲者20人の氏名などを公表した。51~96歳の男女で、死因はいずれも家屋倒壊だった。
停電は輪島市や珠洲市を中心に約8100戸、断水は8市町の約5万2000戸で続いている。輪島、珠洲、穴水、能登、七尾、志賀の6市町では、断水がほぼ全域に及んでいる。孤立集落は解消が進み、孤立状態の人は143人となった。
全壊や半壊を含む住宅被害が16日で2万棟を超えたことも判明。同日午後6時42分ごろには再び能登地方を震源とする地震があり、志賀町で震度5弱の揺れを観測した。(2024/01/16-20:23)
Quake-Hit Central Japan Students to Start Group Evacuations
Some 250 of the 401 junior high school students in Wajima, hit hard by the 7.6-magnitude earthquake Jan. 1, will start collective evacuations from the city in Ishikawa Prefecture, central Japan, on Wednesday.
The students will move to the Ishikawa city of Hakusan and take classes there. They are expected to stay in the city for about two months.
The Ishikawa city of Suzu also has a collective evacuation plan. It is seeking residents wishing to participate.
The Ishikawa prefectural government said it can accommodate some 30,000 people in secondary evacuation facilities, such as hotels, to which evacuees in makeshift shelters can move.
Still, only 1,278 people were using secondary evacuation facilities as of 2 p.m. Tuesday.
最新ニュース
-
円急伸、一時149円台=利上げ観測で1カ月ぶり
-
PFAS、暫定目標値超過なし=水道水で初の実態調査―環境、国交両省
-
天皇陛下がお言葉=第216臨時国会
-
天皇陛下のお言葉全文=第216臨時国会
-
久保、4年ぶり「欧州弾」=先制点のアシストも―欧州サッカー
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕