発生2週間、なお1万6千人避難 死者222人、一部氏名公表―安否不明22人・能登地震
石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は、15日で発生から2週間が経過した。県によると、午後2時時点で連絡の取れない安否不明者は前日から2人減り22人となったが、なお1万6000人余りが避難所生活を余儀なくされている。
災害関連死が前日より1人増えて14人となり、死者は計222人。県はこのうち遺族の同意を得た23人について、氏名などを公表した。県によると、死因は家屋倒壊による人が18人、土砂災害が4人、非公表が1人だった。
馳浩知事は「その人の生きてきた人生の尊厳、価値観、関わった方々への報告などには公益性がある」と公表した理由を述べた。遺族から反発の声などはなく、今後も同意が得られれば順次公表するという。
死者の内訳は珠洲市99人、輪島市88人、穴水町20人など。能登町は災害関連死が1人増え、死者が7人となった。
停電は輪島市や珠洲市を中心に約8800戸、断水は8市町の約5万5000戸で続いており、解消の見通しが立っていない。
災害関連死の増加が懸念されており、県は安全な旅館やホテルへの2次避難を呼び掛けている。県内外で1日3万人が受け入れ可能な態勢を整えたが、実際の2次避難者は前日より約300人増の1000人余りにとどまっている。(2024/01/15-20:03)
2 Weeks after Noto Quake, 16,000 People Still Evacuated
Two weeks on, about 16,000 people afflicted by the Noto Peninsula earthquake remained in evacuation shelters in Ishikawa Prefecture, prefectural government officials said Monday.
The number of people who were still unaccounted for stood at 22 as of 2 p.m. the same day, down from 24 the previous day, according to the officials.
The death toll from the powerful central Japan earthquake came to 222, with the number of those who died of indirect causes related to the disaster rising one to 14.
The prefectural government announced the names and other information about 23 victims after obtaining consent from their bereaved families. Of them, 18 died in collapsed houses and four in landslides.
Ishikawa Governor Hiroshi Hase said the announcement was made on the grounds that "the victims' dignities and values as well as reporting their deaths to related people are matters of public interest."
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