記念ロゴ作成は20代女性警官 創立150周年、庁内で募集―警視庁
警視庁は15日に創立150年を迎えるに当たり、昨年からポスターやチラシなどの啓発活動に記念ロゴを使っている。デザインしたのは巣鴨署地域課の松本紗緒里巡査部長(25)。「安心感、信頼感が伝わるようにとの思いを込めた」という。
警察官の帽子などに使われる桜のマークをあしらったロゴについて、松本巡査部長は「ぱっと見て警察と分かるデザインにした」と語る。制服と同じ紺や金を基調に、黒や黄も配色。「150」と数字も埋め込んだ。
ロゴは2022年、警視庁が庁内で募集した。松本巡査部長は「新しいことに挑戦したい」と応募。地域住民向けのチラシや署のTシャツをパソコンで作った経験を生かし、デザインの仕事をする父親のアドバイスを受けながら、休日などを使い2~3週間で完成させた。360人から計736点が寄せられる激戦の結果、採用の知らせを受け取った時を「組織に貢献でき、うれしかった」と振り返る。
埼玉県出身の松本巡査部長は高校時代、留学先のドイツのホストファミリーが警察官だったことをきっかけに、警視庁入りを目指した。17年4月の入庁後は、東京・伊豆大島の大島署で免許事務などを担当。23年5月からはJR巣鴨駅前交番でパトロールなどに従事する。「通報があれば真っ先に現場に向かうやりがいのある仕事」と笑顔を見せる。
ロゴを管理する企画課の担当者は「都民の理解と協力があって組織が150年続いたことへの、感謝の気持ちを伝えたい」と話している。(2024/01/10-13:31)
Tokyo Police Using Special Logo to Mark 150th Anniversary
Tokyo's Metropolitan Police Department, which is set to celebrate the 150th anniversary of its founding on Monday, has been using since last year a special logo made by an MPD officer in her 20s.
"I created the logo, hoping to give a sense of security and trust," said Saori Matsumoto, 25, a sergeant at the community affairs division of the MPD's Sugamo Police Station in Toshima Ward of the Japanese capital.
The commemorative logo, used in the MPD's awareness-raising activities, including through posters and flyers, features a cherry blossom design also adopted for items such as police hats.
"I wanted to develop a design making people recognize at first glance that it is associated with the police," Matsumoto said.
Like police uniforms, the special logo uses the colors navy blue and gold. The number 150 is also featured.
最新ニュース
-
「着替え持って行った」=勝田容疑者、任意聴取に―加古川女児殺害事件
-
コーヒー値上げ=最大30%、原料高―味の素AGF
-
イスラエルがレバノン領空爆=「停戦違反」と主張、ヒズボラは反発
-
地方創生、年内に方向性=基本構想策定へ議論―政府会議
-
デンソー・富士電機に最大705億円=パワー半導体生産へ補助―経産省
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕