富士通、新光電気をJICに売却へ 6850億円、競争力強化
富士通は12日、子会社の新光電気工業について、政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)連合に売却すると発表した。JICは大日本印刷、三井化学と組み、TOB(株式公開買い付け)などを通じて全株式の取得と非上場化を目指す。買収総額は約6850億円に上る見通し。
新光電気は長野市に本社を置き、半導体の基板パッケージを手掛けている。2023年3月期の連結売上高は2863億円。富士通が株式の5割を保有している。
JICは来年8月下旬にも富士通保有分以外の株式を対象に、1株当たり5920円でTOBを実施。その後、新光電気がJICから資金供給を受けて富士通保有分を自己株として取得する。非上場化により機動的な経営を確保し、重要度の増す半導体分野での国際競争力を強化する。
富士通は、顧客の課題解決を支援するサービスを主軸とする事業構造に転換するため、非中核事業の売却を進めている。新光電気のほか、空調機大手の富士通ゼネラルや、乾電池などの素材を製造するFDKを売却する方針を示していた。(2023/12/13-01:13)
JIC to Get Preferential Negotiating Rights for Shinko Electric
Fujitsu Ltd. will grant a consortium led by government-backed Japan Investment Corp. preferential negotiating rights for the possible sale of subsidiary Shinko Electric Industries Co., it was learned Tuesday.
Teaming up with Dai Nippon Printing Co. and Mitsui Chemicals Inc., JIC is seen aiming to acquire all of the chip packaging unit's shares and take it private.
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