26年までに2000万口座 強固な顧客基盤確立―SBI証社長
インターネット証券最大手SBI証券の高村正人社長は30日までにインタビューに応じ、口座数が2026年までに8割増となる2000万口座に達するとの見通しを示した。同社の口座数は既に国内証券で最大。さらなる上積みで強固な顧客基盤の確立を目指す。
グループ全体の証券口座数は9月末時点で1106万口座。同月末から実施した国内株式の売買手数料無料化に加え、来年1月に始まる新たな少額投資非課税制度(NISA)を追い風に口座開設が加速。NISA口座を他社からSBI証に移す個人投資家も増えているといい、高村氏は「総合口座の積み上がりは月20万超だ」と述べた。
収入面では、手数料無料化で当面年180億~200億円減少する。外国為替証拠金取引や信用取引など通常の株式以外の収益で補い、10月の連結営業収益(売上高に相当)は前年同月比17%増を確保。11月も増収を維持できるという。
競合の楽天証券が無料化で追随したことについては「歓迎だ。切磋琢磨(せっさたくま)し、顧客にとって最良のサービスを追求する」と語った。(2023/11/30-20:31)
INTERVIEW: SBI Securities Sees Steady Growth in Customer Accounts
The number of customer accounts at SBI Securities Co. is projected to reach 20 million by 2026, up by 80 pct from the current level, Masato Takamura, president of the leading Japanese online brokerage firm, said in a recent interview.
The SBI group's overall brokerage accounts totaled 11.06 million as of the end of September, already the largest in Japan.
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