高裁も第三のビールと認めず サッポロ「極ゼロ」酒税訴訟
サッポロビールが第三のビールとして発売した「極ZERO(ゴクゼロ)」に関し、納付した酒税約115億円の返還を求めた訴訟で、東京高裁(八木一洋裁判長)は12日、同社の訴えを棄却した。サッポロは今後の対応を「判決内容を精査して決定する」とコメントした。
同社は2013年、酒税が割安な第三のビールとして極ゼロを発売。しかし、国税当局から「第三のビールに当たらない可能性がある」と指摘され、14年に製法を見直して税率の高い発泡酒として再発売した。
サッポロは第三のビールに当たらない場合に課される酒税約115億円を自主納付したが、その後の社内調査で第三のビールに当たると判断。返還を求めるも受け入れられず、17年に東京地裁に提訴したが、棄却された。
判決を受け、国税庁は「主張が認められ、妥当な判決と考える」とのコメントを発表した。(2020/02/12-17:15)
Tokyo High Court Nixes Sapporo Breweries' Tax Petition
Tokyo High Court on Wednesday upheld a lower court ruling rejecting a petition from Sapporo Breweries Ltd. for the return of 11.5 billion yen in what it claims to be overpaid liquor tax on a beer-like beverage product.
In 2013, the Sapporo Holdings Ltd. unit launched Goku Zero as a so-called third-segment beer-like drink, subject to a lower liquor tax rate.
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