「存在が心の支え」 遺族や社長ら参列し追悼式―京アニ放火事件から4年
アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)が放火され、36人が死亡、32人が重軽傷を負った事件から4年となった18日、現場のスタジオ跡地で同社主催の追悼式が営まれた。遺族や八田英明社長ら156人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。
式は非公開で行われた。京アニによると、午前10時半すぎから始まり、参列者は黙とうをささげた。同社の従業員は弔辞で「日常が一変して、今まで当たり前だと思っていた日々がどれだけ幸せだったのかを実感しました。京都アニメーションのものづくりを積み重ねていきます。みなさんの存在がいつも心の支えです」と話した。遺族代表も弔辞を読んだ。
八田社長はあいさつで「いつものみんながそばにいなくなってしまったことは本当に筆舌に尽くしがたいことでした。社員一同ができることは作り続けること。どうぞ、温かく見守ってください」と述べた。
事件は2019年7月18日に発生。スタジオにガソリンをまいて放火したなどとして、殺人などの罪で青葉真司被告(45)が起訴された。9月5日に京都地裁で初公判が開かれ、判決は来年1月25日の予定。八田社長は式典前、公判について「法の定めるところに従い、しかるべき対応と判断をいただくほかない」と書面でコメントした。(2023/07/18-15:49)
4 Yrs On, Memorial Ceremony Held for KyoAni Arson Attack Victims
A memorial ceremony was held Tuesday for the victims of the July 2019 arson attack on Kyoto Animation Co.'s No. 1 studio to mark the fourth anniversary of the deadly incident.
Bereaved families, Hideaki Hatta, president of the anime production company, and others attended the ceremony at the site of the studio in Fushimi Ward of the western Japan city of Kyoto, offering silent prayers for the victims.
To avoid confusion around the studio site, the company, better known as KyoAni, asked fans to refrain from visiting the site on the occasion of the ceremony. When the ceremony began around 10:30 a.m., the company released on YouTube a memorial video featuring messages from bereaved family members and others.
The arson attack occurred on July 18, 2019, leaving 36 people dead and 32 injured.
Shinji Aoba, 45, indicted on murder and other charges, allegedly poured gasoline at the studio and set it on fire.
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