JSR、革新機構の買収受け入れ 12月TOB、半導体素材を強化―社長「業界再編を先導」
半導体素材大手のJSRは26日、官民ファンドの産業革新投資機構による買収を受け入れると発表した。革新機構は早ければ12月下旬にTOB(株式公開買い付け)を開始する。JSRの経営権を取得し、半導体事業に経営資源を集中させることで、日本が強みを持つ素材分野の国際競争力向上を目指す。
JSRは東証プライム市場に上場。革新機構は1株当たり4350円で買い付け、TOBが成立すればJSRは上場廃止となる。買収総額は9039億円で、革新機構は約5000億円を出資。残りの資金をみずほ銀行と日本政策投資銀行から調達する。
JSRのエリック・ジョンソン社長はオンラインで記者会見し、買収を受け入れた狙いについて「研究開発を効率化し、規模を拡大し、国際競争力を維持したい」と説明。さらに、官民ファンドの後ろ盾があれば同業他社の信頼を得られると指摘し、「業界再編を先導したい」と表明した。企業価値を向上させた後、再上場を目指す考えも示し、その時期に関しては「5年から7年後ぐらいを考えている」と語った。(2023/06/26-21:38)
Chip Materials Maker JSR Accepts Buyout from Govt-Backed JIC
JSR Corp. on Monday announced a decision to accept government-backed Japan Investment Corp.'s plan to buy the Tokyo-based major semiconductor materials maker.
JIC is seen beginning a tender offer for JSR as early as late December.
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