JDI、1000億円超調達 いちごアセットが筆頭株主に
経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は31日、独立系投資顧問会社いちごアセットマネジメントから最大1008億円の金融支援を受けることで最終合意したと発表した。JDIをめぐる金融支援は二転三転の末、ようやく枠組みが固まった。ただ、事業環境は厳しく、経営再建への道のりは険しそうだ。
3月25日開催予定の臨時株主総会で承認を得た後、いちごは504億円で議決権付き優先株を引き受け、44%強の議決権を持つ筆頭株主となる。残りの504億円は4月以降にJDIと協議しながら資金需要に応じて支出する。いちごのスコット・キャロン社長はJDI会長に就任する。東京都内で記者会見したキャロン氏は「JDIは世界一の技術を持っており、再建を信じている」と強調した。
現在の筆頭株主である政府系ファンドのINCJ(旧産業革新機構)も既存の融資を1020億円分の優先株に切り替えるなどの金融支援を実施。3月末までにJDIは2019年9月末時点で1016億円に膨らんだ債務超過状態を解消する。(2020/01/31-21:57)
Japan Display Clinches 100-B.-Yen Bailout Deal
Ailing Japan Display Inc. said Friday that it has reached final agreement on a deal to receive some 100 billion yen in financial assistance from Ichigo Asset Management Ltd.
The maker of small and midsize liquid crystal display panels eventually sealed the deal after confusion over its bailout scheme.
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