検査不正、2億本超に 日立の自動車部品子会社
日立製作所の自動車部品子会社、日立アステモ(東京)は19日、ブレーキなどの部品で検査不正を行っていた問題を巡り、新たに国内外13拠点で、原動機の動力を車輪に伝える回転軸など13製品について不正があったと発表した。鉄道車両用や産業用も含まれ、出荷した対象製品の延べ本数は約1010万本から約2億11万本に増加した。
同日開いた説明会で、ブリス・コッホ最高経営責任者(CEO)は「経営陣の誤った姿勢により、コンプライアンス(法令順守)が不十分だった」と陳謝した。
一部の製品では約40年不正が続いていたケースもあったという。不正が行われていた拠点は山梨、福島両県の2拠点から、秋田、宮城、群馬、埼玉、神奈川、静岡、長野の7県と米国などを加えた計15拠点(1拠点は所在地非公表)に拡大。納入先は国内外の69社に上るが、対象製品はすべて社内検査を実施し、安全性や性能に問題はないとしている。関係者の処分は現在検討中。(2023/05/19-18:15)
Hitachi Unit's Inspection Scandal Expands Significantly
Hitachi Astemo Ltd., a Tokyo-based automotive parts subsidiary of Hitachi Ltd., said Friday that it has detected more cases of inspection misconduct involving a total of 13 products at 13 domestic and overseas production bases.
The company has been conducting an investigation since revealing in December 2021 that inspection-related misconduct had been committed on nine products, including brake and suspension parts, at two bases.
最新ニュース
写真特集
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕
-
閉会式〔パリ五輪〕
-
レスリング〔パリ五輪〕