日産、スズキなど5社増益 トヨタ、ホンダは減益―車大手7社決算
自動車大手7社の2023年3月期連結決算が15日、出そろった。コロナ禍や半導体不足の影響が和らいだ上、円安効果が収益を押し上げた結果、純利益は日産自動車など5社が前期実績を上回った。このうちスズキと三菱自動車は過去最高だった。一方、トヨタ自動車とホンダは、原材料価格高騰などの影響を円安や経費削減でカバーし切れず、減益だった。
スズキが15日発表した純利益は前期比37.9%増の2211億円となり、過去最高を5年ぶりに更新した。為替の円安が営業利益を1006億円押し上げた。鈴木俊宏社長は記者会見で「記録的な円安が一番大きかった」と振り返った。
24年3月期の連結業績予想では、各社とも半導体の確保を進め、主力市場である米国などでの販売増を予想する。本業のもうけを示す営業利益は、トヨタが初の3兆円、ホンダも過去最高の1兆円を計画。純利益は、両社を含む4社が増益を見込む一方、スズキ、マツダ、三菱自の3社は為替相場の前提を円高方向に見直す影響が大きく、減益となる見通しだ。(2023/05/15-20:01)
5 Major Japan Automakers Post Higher Profits
Five of seven major Japanese automakers posted higher net profits for the year ended in March, thanks to the waning impacts of the COVID-19 pandemic and semiconductor shortages, as well as benefits from a weaker yen.
Suzuki Motor Corp.'s net profit soared 37.9 pct from the previous year to a record high of 221.1 billion yen as the yen's weakness pushed up its operating profit by 100.6 billion yen.
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