石油元売り、3社が減益 在庫評価益が縮小―23年3月期
石油元売り大手3社の2023年3月期連結決算が11日、出そろった。原油高を背景にガソリンなどの石油製品の価格が上昇し、全社が増収。ただ、相場変動に伴って備蓄原油の在庫評価益が縮小し、純利益は各社とも減少に転じた。
純利益は、ENEOSホールディングスが前期比73.2%減の1437億円、出光興産が9.2%減の2536億円、コスモエネルギーホールディングスが51.1%減の679億円だった。ENEOSの斉藤猛社長は、在庫評価益の減少に加え「製油所トラブルの影響が大きかった」と説明。コスモの植松孝之専務は石油化学製品を巡り、ゼロコロナ政策が終了した中国の需要が「想定ほど盛り上がっていない」と指摘した。(2023/05/11-20:49)
3 Major Japan Oil Wholesalers Post Lower Full-Year Profits
Three major Japanese oil wholesalers posted lower group net profits for the year that ended in March as appraisal profits on crude oil stockpiles fell due to price fluctuations.
Eneos Holdings Inc.'s net profit plunged 73.2 pct from the previous year to 143.7 billion yen.
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