ジョブ型全面導入、24年度に延期 幹部社員から段階的に―NEC社長
NECの森田隆之社長はインタビューに応じ、役割に応じた報酬で処遇する「ジョブ型」の人事評価制度について、来年度に予定していた全面導入を1年延期し、2024年度にすると明らかにした。23年度は本部長級などの幹部層を対象とし、段階的に実施する方針だ。
森田氏は、ジョブ型導入の狙いを「優秀な人材を確保することが大事だ」と説明。ただ、全社展開に当たっては「法的な規制や労働組合との関係もあり、丁寧な対応が必要になる」と語った。
物価高騰の中での23年春闘については「昨年度も3%超の総人件費のアップをしたが、今年度も同規模のものを行うと思う」との認識を示した。ただ、「優秀層に対して傾斜型で評価をし配分していくことが公平なやり方だ」と述べ、インフレ手当や基本給を底上げするベースアップなど一律での賃上げに慎重な姿勢を示した。
政府が防衛予算の増額を検討していることに関しては「経済安全保障を高める意味で、国の重要な防衛技術をしっかり育成するスタンスが出てきたことは歓迎すべきことだ」と評価。その上で、NECが貢献できる領域として、サイバーセキュリティーや宇宙などを挙げた。(2022/12/06-07:10)
NEC to Delay Shift to Job-Based Personnel System: Pres.
Japanese electronics maker NEC Corp. will delay its planned full introduction of a job-based personnel system for one year to fiscal 2024, President Takayuki Morita has said.
The system to assign workers to position requiring their specific skills and pay them accordingly will be applied only to senior officials in fiscal 2023, Morita recently told media organizations including Jiji Press.
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