若田さん、5度目の宇宙 日本人最多、ISS長期滞在―米民間宇宙船、打ち上げ成功
国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在に臨む若田光一さん(59)ら4人を乗せた米民間宇宙船クルードラゴン運用5号機が6日午前1時(日本時間)、フロリダ州・ケネディ宇宙センターからファルコン9ロケットで打ち上げられた。
クルードラゴンは約12分後、ロケットから分離。予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。7日午前6時(同)ごろにISSにドッキングする。
若田さんは軌道投入直後、船内からの交信で「非常にスムーズな打ち上げでした。支援してくださった皆さん、ありがとうございました」と日本語で述べた。
若田さんの飛行は2013年以来で、5回目。ISS長期滞在は09年、13年に続き3回目でいずれも日本人宇宙飛行士最多となる。約半年間の滞在中、日本実験棟「きぼう」などでさまざまな実験などを行う。
予定されているのは、現在進められている大型月面探査車の部品開発などに役立つ、弱い重力下での液体の動きを確認する実験や、将来の宇宙船の防火に役立つ燃焼実験、線虫を利用した神経や筋肉、骨の老化に関する実験など。
また、日本の食品メーカーなどが開発した宇宙食や、水を使わないシャンプーや歯磨きなどの生活用品を実際に使用し、実証する。
クルードラゴンとファルコン9は、米宇宙企業スペースXが開発。若田さんのほか、米国人船長とパイロット、ロシア人女性飛行士が搭乗した。(2022/10/06-05:00)
Japanese Astronaut Wakata Makes 5th Space Flight
A U.S. spacecraft carrying Japanese astronaut Koichi Wakata and three others was launched for a mission on the International Space Station around 1 a.m. Thursday Japan time (4 p.m. Wednesday GMT).
The Crew Dragon was launched on a Falcon 9 rocket from NASA's Kennedy Space Center in the U.S. state of Florida. The launch marked Wakata's fifth flight into space and first since 2013.
Some 12 minutes after the launch, the Crew Dragon separated from the rocket and entered the planned orbit. It is scheduled to dock with the ISS around 6 a.m. Friday Japan time.
Wakata's fifth space flight is the most for a Japanese astronaut. He will be staying at the ISS for a long-term mission for the third time, also the most for a Japanese.
"It was a very smooth launch. Thank you for your support," Wakata, 59, said from inside of the spacecraft shortly after entering the orbit.
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