AIおもちゃ、「昭和」商品も クリスマスへ3年ぶり見本市
年間で最もおもちゃが売れる12月のクリスマス商戦に向け、メーカーと小売業者が商談を行う「クリスマスおもちゃ見本市」が7日、東京都内で始まった。新型コロナウイルスの影響で、開催は3年ぶり。人工知能(AI)を使った最先端のデジタル商品が並ぶ一方、昭和のヒット作を復活させたアナログ玩具も目立つ。
タカラトミーの「coemo(コエモ)」は、吹き込んだ声をAIがそっくりに再現し、童話などを読み聞かせることができるおもちゃ。家族の声を登録すれば、それぞれに役を割り当てることも可能で、担当者は「親も一緒に聞いて楽しんでほしい」と話す。
ドリームブロッサム(宮崎市)は、スマートフォンとゴーグルを使い、仮想現実(VR)で世界旅行気分を味わえる商品を展示。コロナ禍で海外旅行もままならないが、「世界に意識を向けるきっかけになればうれしい」(担当者)という。
1960年代の人気商品を復刻したのはハナヤマ(東京)。1メートル超のタワーが倒れないよう、一本ずつ柱を抜いて遊ぶ「スリルタワー」で、若い世代には目新しさが受けている。
バンダイは、今年発売45周年を迎えた「モグラたたきゲーム」の新商品を出品。モグラの「巣穴」を一つ一つ離して置くことができ、電池も不要だ。
見本市には玩具メーカーなど61社が参加し、約1万点を展示。会期は8日までで、約3200人の来場を見込む。(2022/09/07-20:31)
High-Tech, Analog Toys Displayed at Tokyo Toy Trade Fair
A trade fair for toys kicked off in Tokyo on Wednesday for a two-day run, featuring cutting-edge toys using artificial intelligence technology and reproductions of analog toys from the Showa period (1926-1989).
The event, where makers and retailers hold business talks ahead of the Christmas shopping season, was held for the first time in three years, after cancellations due to the novel coronavirus pandemic.
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