電力10社、料金上限に 中部電値上げ、ガス3社も―10月
電力大手10社は30日、10月の電気料金を公表した。火力発電用の液化天然ガス(LNG)や石炭の高騰が続いているものの、東京電力エナジーパートナーなど9社は燃料費の上昇分を価格転嫁できる料金制度の上限に既に到達しているため据え置き。残る中部電力ミライズが値上げし、全10社が価格転嫁の上限に達する。
中部電ミライズは、標準的な家庭の1カ月当たりの電気料金を前月より78円高い9189円に引き上げる。一方、家庭向け自由料金プランは、東電エナジーパートナーや関西電力など5社が値上げする。
都市ガス大手は東京ガス、東邦ガス、西部ガスの3社が10月分の料金を引き上げる。標準家庭で月170~290円程度値上がりする見込み。大阪ガスは、価格転嫁制度の自主的に設けた上限に達しているため、据え置く。(2022/08/30-18:26)
Japan's 10 Major Power Firms to Reach Rate Limits in Oct.
All of Japan's 10 major electric power suppliers will see their household rates reach the limits in October under the industry system to pass higher fuel costs on to households, according to their reports released Tuesday.
Of the 10, TEPCO Energy Partner Inc. and eight others will maintain their household rates despite soaring prices for liquefied natural gas and coal, as they have already reached the upper limits.
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