三菱商事も参画通知へ サハリン2、ガス権益維持
三菱商事は25日、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の新たな運営会社に参画する意向をロシア政府へ通知すると明らかにした。三井物産も既に同様の方針を決めており、両社は月内にも通知する。権益を維持して液化天然ガス(LNG)を安定的に調達するのが狙い。ただ、参画に伴ってロシア側が新たな条件を課す可能性もあり、予断を許さない状況が続く。
三菱商事は「慎重な検討を重ね、総合的な観点から判断した」(広報部)とコメントした。ロシアは通知から3日以内に参画を認めるかどうか審査する見通し。
三井物産はサハリン2の旧会社に12.5%、三菱商事は10%をそれぞれ出資。ロシアは今月5日、新会社を設立して事業を移管し、両社に対して新会社に同様の出資比率で参画するかどうか9月4日までに通知するよう求めていた。
日本は、サハリン2からLNG年間輸入量の約8%に当たる600万トンを調達。日本政府はLNGを国内へ安定供給するため、両社に出資を継続するよう要請していた。松野博一官房長官は25日の記者会見で、「(2社が)正式に同意の意向を固めたことは承知している。引き続き状況を注視し、LNGの安定供給に万全を期していきたい」と述べた。(2022/08/25-12:00)
Trader Mitsubishi to Join New Sakhalin-2 Operator
Japanese trading house Mitsubishi Corp. plans to notify the Russian government of its intention to join a new operator of the Sakhalin-2 oil and natural gas development project in the Russian Far East, it was learned Thursday.
Another Japanese trader Mitsui & Co. is also expected to do the same. The two firms are seen notifying Moscow within this month.
最新ニュース
-
米NY州高裁、量刑宣告差し止めず=口止め料、トランプ氏要請却下
-
玉城節子さん死去=ひめゆり同窓会前会長
-
昨年のロシア軍死傷者43万人=12月は過去最多4万人超―英国防省
-
スーダン紛争でジェノサイド=米、準軍事組織に認定
-
8億円寄付、経緯説明を=自民・萩生田氏、執行部に注文
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕