副大臣・政務官も接点続々 旧統一教会問題で自民議員
12日に就任した第2次岸田改造内閣の副大臣・政務官でも、閣僚と同様に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)側と接点を持っていたケースが続々と判明した。事務所を含め取材に何らかの関係を認めた自民党議員は11人に上り、改めて問題の根深さが浮き彫りになった。
副大臣は4氏。井出庸生文部科学副大臣(衆院長野3区)は昨年、旧統一教会関連団体のイベントにメッセージを送付したと話した。中谷真一経済産業兼内閣府副大臣(衆院山梨1区)は、今年4月に関連団体が協賛する会合であいさつしたという。
山田賢司外務副大臣(衆院兵庫7区)は2016年に関連団体の会合に出席。さらに、18年には政治資金パーティーのパーティー券4万円分を購入してもらったと明らかにした。野中厚農林水産副大臣(衆院比例代表北関東ブロック)は昨年、イベントに参加した。
政務官では、尾崎正直(デジタル兼内閣府=衆院高知2区)、国光文乃(総務=衆院茨城6区)、高木啓(外務=衆院比例東京)、高見康裕(法務=衆院島根2区)、柳本顕(環境兼内閣府=衆院比例近畿)、山本左近(文科兼復興=衆院比例東海)、吉川有美(外務=参院三重)の7氏だった。
杉田水脈総務政務官は16年にツイッターで「統一教会の信者にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない」と書き込んだが、12日は記者団に「全く何の関係もない」と否定。「今後も疑念を持たれないようにしっかりしたい」と述べた。
岸田文雄首相は閣僚に対し「それぞれの責任で関係を点検し厳正に見直す」よう指示しており、松野博一官房長官は12日の記者会見で「副大臣や政務官にも同様のことを求め、了解した者のみを任命した」と説明した。(2022/08/13-15:16)
Some State Ministers, Others Linked with Unification Church
Some Japanese state ministers and parliamentary vice ministers who took office Friday were found to have had links with the religious group known as the Unification Church.
The government Friday adopted the appointments of 26 state ministers and 28 parliamentary vice ministers following Wednesday's cabinet reshuffle by Prime Minister Fumio Kishida.
Of them, 11 lawmakers of the ruling Liberal Democratic Party, where Kishida serves as president, have admitted ties with the group, officially called the Family Federation for World Peace and Unification.
The 11 include four state ministers.
Yosei Ide, state minister of education, culture, sports, science and technology, said that he sent a message for an event run by an organization affiliated with the religious group last year.
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