建機大手、リコールなど検討 データ偽装の日野自エンジン搭載
日野自動車の排出ガスや燃費のデータ改ざん問題を受け、同社製エンジンを使う大手建設機械メーカーが対応に追われている。各社は、リコール(回収・無償修理)などについて日野自動車と協議する方針。コベルコ建機(東京)が自社製品の新規受注を停止するなど、影響も広がっている。
コベルコ建機は日野自のエンジン出荷停止に伴い、油圧ショベルやクレーンなど45機種の新規受注を停止した。既に販売済みの同製品は9000台程度に上る。日立建機はホイールローダーの一部機種に日野自製エンジンを搭載しており、国内で300台近く出荷しているという。
加藤製作所は、クレーン3機種で使う日野自製エンジンについて「経年変化により排ガス規制値を超過する可能性が判明した」と発表。対象は約650台に上る。いずれのメーカーも、リコールなど今後の対応を日野自動車と協議するとしている。
タダノではクレーン4機種、住友重機械工業も同1機種に出荷停止となった日野自製エンジンを搭載する。ただ、いずれも排ガスは基準値内のため使用に問題はなく、リコール対象ではないという。タダノの担当者は、問題が長期化することへの懸念を示しつつ、「現時点で生産に影響はない」としている。(2022/08/04-07:14)
Construction Machinery Makers Eyeing Hino Engine Recalls
Major Japanese construction machinery makers using engines manufactured by Hino Motors Ltd. are being forced to respond to the Japanese truck maker's falsification of exhaust emission and fuel economy data.
The machinery makers are planning to hold talks with Hino over possible recalls and other steps.
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