みずほ新体制、株主承認 障害陳謝、改革約束―木原社長
みずほフィナンシャルグループは21日、定時株主総会を東京都内で開き、新任の木原正裕社長を含む取締役12人の選任について原案通り承認を受けた。昨年2月から続発したシステム障害で経営トップが引責辞任したことに伴い、今年2月に発足した木原新体制が名実ともに始動した。利用者の信頼を回復できるかが課題となる。
木原氏は一連のシステム障害について「多大なご迷惑とご心配をお掛けし、心からおわびする」と陳謝。金融庁から昨年に業務改善命令を2度受け「言うべきことを言わない、言われたことしかしない」と批判された企業風土の改革を目指し、「私が先頭に立ち、強力に推進していく」と約束した。
金融庁へ提出した業務改善計画に沿って再発防止策を進めていると説明し、「業務運営の安定化が最重要課題だ」と強調した。
取締役選任案の採決に先立つ質疑では、株主から「会社がどう変わっていきたいのかがくみ取れない」との声も上がった。選任案は可決されたが、システム障害の責任があるとして米議決権行使助言会社が反対を推奨していた甲斐中辰夫社外取締役、若林資典取締役らには約3割の反対票が寄せられ、株主に残る不信感もうかがわれた。(2022/06/21-18:52)
Shareholders Approve Mizuho Financial Board
Shareholders on Tuesday approved a slate of 12 board candidates for Mizuho Financial Group Inc. , a Japanese banking group rocked by a series of system glitches since February last year.
"We sincerely apologize for causing great trouble and worries," President and Group CEO Masahiro Kihara, one of the 12 board members, told shareholders, referring to the system failures at the Mizuho Bank unit.
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