2022.06.09 16:30Business

スシローに措置命令 目玉商品で「おとり広告」―消費者庁

 ウニやカニを用いた目玉商品を、実際には在庫がないのに販売しているかのように宣伝していたとして、消費者庁は9日、回転ずしチェーン「スシロー」の運営会社あきんどスシロー(大阪府吹田市)に対し、景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出した。
 調査した公正取引委員会近畿中国四国事務所によると、同社はテレビCMやウェブ広告で「冬の味覚!豪華かにづくし」とうたい、2021年11月末から17日間、ズワイガニなどすし4貫を税込み858円で販売すると宣伝。だが、対象店舗の9割強で在庫不足により終日提供できない日が1日以上あったほか、販売初日から提供のない店舗もあった。
 同年9月に新物のウニを1貫110円で販売するなどとした二つの広告についても同様の状況だった。広告には「入荷状況、売れ行き状況により早期完売となる場合がございます」などの記載もあったが、消費者庁は「消費者が購入できると期待して来店する可能性がある」として、おとり広告に当たると判断した。
 大阪市内で記者会見した公取委幹部は「業界シェア1位の事業者による不当表示が一般消費者に与えた悪影響は非常に大きかった」と述べた。
 あきんどスシローの話 深くおわび申し上げる。広告表現の見直しや研修を実施し、再発防止に努める。(2022/06/09-16:30)

2022.06.09 16:30Business

Sushiro Ordered to Take Action on Deceptive Advertising


Japan's Consumer Affairs Agency on Thursday ordered the operator of conveyor-belt sushi chain Sushiro to take action to prevent the recurrence of deceptive advertising for eye-catching dishes.
   The agency slapped Akindo Sushiro Co., headquartered in the city of Suita, Osaka Prefecture, with the order for violating the law against misleading representations.

最新ニュース

写真特集

最新動画