顧客・現場の意見を全社共有 ネット銀アプリ1.5倍に―加藤みずほ銀頭取
みずほ銀行の加藤勝彦頭取は7日までにインタビューに応じ、一連のシステム障害を受けた業務改善策の一環で、従業員や顧客からの意見を一元管理し、全社的に共有する仕組みを9月に導入すると明らかにした。加藤氏は「顧客目線の経営を進めたい」と強調。また、インターネットバンキングアプリの利用者を1.5倍の約300万人に増やす目標も示した。
顧客や現場からの意見や要望は現在、多い月で約3000件に上るが、各部署が個別に収集しており、横断的に確認する仕組みがない。このため、インターネット交流サイト(SNS)上の意見も含め、一元的に集約した上で表やグラフで可視化し、支店など全拠点で共有できるシステムを構築する。加藤氏は「迅速にお客さまや現場の声に対応する」と意義を説明した。
ネット銀行アプリ「みずほダイレクト」について加藤氏は、現在約200万人の利用者を、「2023年度までに1.5倍にしたい」との目標も示した。残高を見やすくするなど、利便性を高めることで訴求力向上を図るほか、海外送金機能を付け加えることも検討しているという。
海外基盤の強化をめぐっては、アジアでの資金決済サービスで21年度に獲得した新規取引先の数は前年度の3倍超に増えたと説明。その上で、22年度は同サービスによる収益を21年度の1.2倍に引き上げる目標も明らかにした。(2022/06/08-07:13)
INTERVIEW: Mizuho to Share Customer, Employee Opinions
Mizuho Bank plans to introduce a system in September for sharing opinions collected from customers and employees across the bank, President and CEO Masahiko Kato said in a recent interview.
The move is part of business improvement efforts by the Mizuho Financial Group Inc. unit following a string of system failures that have affected many customers since early last year.
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