2022.06.02 07:07Business

お中元、パーティー向けに 自宅用グルメも充実―百貨店

 夏に向け、百貨店各社の中元商戦が本格化する。今年は新型コロナウイルスの感染が落ち着いている。各社は、友人や家族が集まる機会が増えるとみて、パーティーに持参すると喜ばれそうな見た目華やかな食品を登場させた。一方、コロナ禍に伴う外食控えを背景に、日頃お世話になっている人たちに加え、自宅で味わうための「ごちそう」商品を引き続き充実させている。
 三越伊勢丹は、解凍すればいつでも本格的な味が楽しめる「国産鰻(うな)重御膳」(2食入り、5400円)など冷凍シリーズを用意した。チャーハンやタイ料理のガパオライスなど5食分が入った「アジアンセット」(5400円)など和洋中取りそろえ、「持ち寄りパーティーに最適だ」(企画担当)という。
 高島屋はスペイン料理のパエリアを作れる食材キット(6185円)など、友人らの集まりやキャンプで活躍しそうな商品をそろえた。女の子のドレス姿をモチーフにした冷凍のホールケーキ(4987円)は見栄えがするので、「親戚らと集う際に盛り上がれそう」(広報・PR担当)という。
 そごう・西武は、2万円を超える高額商品も引き合いが強いと判断し、「九州産黒毛和牛Tボーンステーキ用」(2万1600円)を用意。松屋は値上げが続く食用油、ビールといった商品それぞれの詰め合わせのギフトに力を入れている。
 百貨店の中元商戦では例年、ビール、洋菓子、カタログギフトが売れ筋となっている。(2022/06/02-07:07)

2022.06.02 07:07Business

Japan Dept. Stores Pushing Party Foods as "Chugen" Gifts


With the "chugen" summer gift-giving season approaching, Japanese department stores are offering food items that they believe will look attractive at parties and informal gatherings.
   Department stores expect consumers to have more opportunities to get together with friends and family members this summer as coronavirus cases are decreasing at the moment.

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