サービス維持へ「仮想店舗」 販売店３割削減で―井伊ドコモ社長
ＮＴＴドコモの井伊基之社長はインタビューに応じ、販売店の削減に伴い、「仮想店舗」を新設する方針を明らかにした。全国に約２３００店ある「ドコモショップ」のうち、３割に当たる約７００店を「２０２５年度までに削減する」と表明。代わりにオンラインで販売員が接客し、サービスを維持する。
仮想店舗の販売員は、携帯電話に関してだけでなく、家庭向け電力小売りサービス「ドコモでんき」など非通信分野にも幅広く相談に応じる。
一方、楽天モバイルの「月額０円」終了に関し、「ずっと使い続けたいと思われるサービスを提供すべきだ」と指摘した。ドコモの割安プラン「ａｈａｍｏ（アハモ）」への影響については、発表後に契約申し込みが倍増したと明かした。
ただ、井伊氏は「一過性の動きで一喜一憂しない」と強調。乗り換え客を取り込もうとライバル社が打ち出した「実質０円」などのキャンペーンに追随しない考えを示した。
携帯業界に競争を促す国の政策については、他社への乗り換えを重視するなど偏りがあると疑問を呈し、「再考すべき時が来る」と述べた。（2022/05/28-13:33）
INTERVIEW: NTT Docomo to Replace 30 Pct of Shops with Online Service
NTT Docomo Inc. will close about 700, or some 30 pct, of its mobile phone shops in Japan by fiscal 2025 and instead open a "virtual store", President Motoyuki Ii has said in a recent interview.
Online staff will respond to customer inquiries about a wide range of services including those outside the telecommunication field, such as the Docomo Denki household-oriented electricity business, according to the company chief.
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