新型軽EV、今夏発売 電動化、一段と加速―日産・三菱自
提携関係にある日産自動車と三菱自動車は20日、共同開発した軽自動車タイプの新型電気自動車(EV)を発表した。日産は「サクラ」、三菱自は「eKクロスEV」の名称でそれぞれ今年夏に発売する。政府が2035年までに新車の乗用車すべてを電動車にする方針を示し、脱ガソリンの動きが活発化。各社による軽EV投入が予定されており、軽自動車の電動化は一段と加速しそうだ。
価格は、サクラが233万3100~294万300円、eKクロスEVが239万8000~293万2600円。補助金などを活用すると、購入者の負担は最安値でそれぞれ約178万円、約184万円になる。
バッテリーサイズは20キロワット時で、1回の充電で走れる距離は最長180キロ。薄型の駆動用バッテリーを搭載し、広い車内空間を確保したという。駐車時の操作を自動でできるなど運転支援機能も充実させた。両社の共同出資会社「NMKV」(東京)が開発し、三菱自の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産する。
メーカー各社が進めてきたEV化は、スポーツ用多目的車(SUV)など高価格帯モデルが中心だった。今後は国内市場の4割を占める軽自動車の分野でも開発・販売競争が激しくなりそうだ。ダイハツ工業は25年までに実質負担額100万円台で発売。ホンダは24年に商用モデルを投入する。
◇各社の軽EV投入計画
▽日産・三菱自 「サクラ」「eKクロスEV」を今夏発売
▽ホンダ 24年前半に商用車を 100万円台で投入
▽ダイハツ 25年までに実質負担額 100万円台で発売
▽スズキ 25年までに投入を目指す(2022/05/20-16:44)
Nissan, Mitsubishi Unveil Co-Developed Electric Minivehicle
Nissan Motor Co. and Mitsubishi Motors Corp. unveiled a jointly developed electric minivehicle model on Friday.
The model, developed by NMKV Co., a Tokyo-based fifty-fifty joint venture between the two Japanese automakers, will be released as the Nissan Sakura from Nissan and the eK X EV from Mitsubishi Motors.
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