J・フロント、高島屋が黒字転換 そごう・西武は赤字―22年2月期
大手百貨店3社の2022年2月期連結決算が12日、出そろった。前期ほどコロナ禍による休業などの営業制限がなかったため、全社が増収を確保。大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングと高島屋は純損益が黒字転換した。ただ、収益や客足は依然としてコロナ前の水準には及ばず、そごう・西武は赤字が続いた。
J・フロントの純損益は43億円の黒字(前期は261億円の赤字)に転換。高島屋も53億円の黒字(同339億円の赤字)に浮上した。百貨店売上高の底打ちやコスト削減に加え、金融事業や不動産事業の回復が後押しした。
しかし、百貨店の回復ペースは鈍い。年末年始にかけて客足は持ち直していたが、その後の変異株「オミクロン株」感染拡大で失速。高島屋の百貨店事業の営業損益は赤字となり、そごう・西武の全体の純損失は88億円(同172億円)と赤字から脱することができなかった。(2022/04/12-19:22)
Japan Dept. Store Operators Log Revenue Growth in FY 2021
Three major Japanese department store operators have reported revenue increases in the year through February, reflecting less COVID-19 restrictions on business, such as temporary store closures, than the previous year.
J. Front Retailing Co. and Takashimaya Co. logged net profits, while Sogo & Seibu Co. stayed in the red as shopper traffic remained below levels before the coronavirus outbreak.
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