セブン、売上高でイオン逆転 米コンビニ買収効果―22年2月期
総合小売り大手2社の2022年2月期連結決算が8日、出そろった。売上高に当たる営業収益は、イオンがコロナ禍で前期比1.3%増の8兆7159億円にとどまる一方、セブン&アイ・ホールディングスは米コンビニエンスストアの買収効果で約1.5倍の8兆7497億円と大幅増収を達成。僅差ながら11年ぶりにイオンを逆転した。
イオンは、大規模な臨時休業を強いられた前期に比べモール事業などが回復したが、年明け以降は変異株「オミクロン株」流行で失速。利益面では金融事業の改善などで黒字化したものの、コロナ前の水準には届かなかった。吉田昭夫社長は8日のオンライン記者会見で、「決算の評価としては良くないと判断せざるを得ない」と述べた。
セブン&アイは、2兆円超を投じた昨年の「スピードウェイ」買収が営業収益を押し上げた。ただ、本業のもうけを示す営業損益を事業別に見ると、国内コンビニやスーパーは減益。7日に売却方針を示した百貨店子会社「そごう・西武」は35億円の赤字(前期は66億円の赤字)だった。
23年2月期の業績予想は、セブン&アイ、イオン両社ともに増収増益を見込んでいる。(2022/04/08-20:41)
Seven & i Beats Aeon in Sales for 1st Time in 11 Yrs
Japanese retailer Seven & i Holdings Co. beat rival Aeon Co. in consolidated sales for the first time in 11 years in fiscal 2021, their earnings reports have shown.
Aeon's operating revenue grew 1.3 pct from the previous year to 8,715,957 million yen in the year through February 2022, while Seven & i's operating revenue surged 51.7 pct to 8,749,752 million yen, boosted by a U.S. business acquisition.
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