電通子会社、愛車同士を一時交換できる会員制サービス開始
電通子会社のカローゼット(東京)は10日、自家用車のオーナー同士が一時的に愛車を交換できる会員制サービスを開始したと発表した。自分の車をアプリに登録すれば、デザインや装備などが異なる多くの車の中から、ニーズに合った車を選択できる。一時交換に応じた日数分だけ、自分も他会員の愛車を利用する権利を得るのが特徴だ。
月額基本料は780円だが、2020年5月末までは無料。ユーザー同士は金銭をやりとりしない。交換時には1日の走行距離に上限を設定することもできる。
普段は小型車に乗っている人が、大人数でドライブする際にミニバンと交換したり、スキーに行く際に冬用タイヤを装着したスポーツ用多目的車(SUV)と交換したりする使い方が想定される。カローゼットの内藤丈裕社長は「1台の車を持つだけで、何百台も所有しているかのような生活を提供する」と説明した。
近年は、1台の車を複数の人が共同で使うカーシェアリングが普及し、車については「所有から利用」の流れが強まっている。内藤社長は「車を所有することの価値を高める」と述べ、既存のカーシェアとの違いを強調した。(2019/12/10-14:33)
Dentsu Unit Launches Car-Swapping Service
A fully owned unit of Japanese ad giant Dentsu Inc. announced Tuesday the start of a membership service allowing car owners to temporarily swap their vehicles.
The service by Caroset Inc. enables members to borrow vehicles from other users after signing up by listing their own cars on the Caroset app. Members earn the right to use other people's cars for the same number of days that they have lent out their own cars.
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