来年度、賃上げ3%以上 物価高で初任給も―大和証G社長
大和証券グループ本社の中田誠司社長はインタビューに応じ、ガソリンや食料品などの値上がりに対応し、国内のグループ社員約1万3000人を対象に2022年度、3%以上の賃上げを行う意向を明らかにした。「新型コロナウイルス流行下でも業績が順調な企業として、社員の生活環境の変化をしっかり考えていることを伝えたい」と語った。
業績が前年並みの場合に賃上げが3%以上になるようにする。新入社員の初任給も現在の25万5000円に1万円程度を上乗せする方向。3%以上の賃上げと初任給の引き上げは18年度以来4年ぶりとなる。
19年に発表した傘下の大和証券とゆうちょ銀行による金融サービスについては「来春開始できる」と表明した。全国のゆうちょ銀窓口で、大和が開発した「ファンドラップ」と呼ばれる投資一任型商品を販売する。中田氏は「シンプルで分かりやすく、安定運用型の商品が中心になる」と説明。「日本最大のリテール銀行であるゆうちょ銀で取り扱われることで、顧客の裾野が広がる」と期待感を示した。
大和証は今年9月、四国銀行と金融商品販売などの包括提携を発表した。中田氏は、地域の人口動態や顧客基盤の状況を踏まえ、将来さらに数行と提携する可能性があると述べた。(2021/12/28-07:03)
INTERIVEW: Daiwa Securities Group Eyes 3 Pct Pay Hike in FY 2022
Daiwa Securities Group Inc. plans to raise the wages of some 13,000 group workers in Japan by at least 3 pct in fiscal 2022, its president, Seiji Nakata, said in a recent interview.
The major Japanese brokerage group is mulling such a pay increase in response to rising gasoline, food and other prices in the country, according to the president.
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