電力7社が下方修正 燃料高騰、2社は赤字―22年3月期
電力大手10社の2021年9月連結中間決算が29日、出そろった。火力発電に使用する液化天然ガス(LNG)などの価格高騰で燃料費負担が重くなり、全社の純利益が減少。通期(22年3月期)の純損益予想は7社が下方修正し、このうち東京電力ホールディングス(HD)と中国電力の2社が赤字に転落する見込みとなった。
業績の悪化は、燃料費の上昇分が電気代に遅れて反映される「燃料費調整制度」の影響で、電力会社の負担が一時的に増加するためだ。東電HDは通期の純損益が160億円の赤字(前期1808億円の黒字)、中国電は140億円の赤字(同145億円の黒字)となる見通しだ。
一方、原発の再稼働が進む関西電力と九州電力、LNG調達コストの削減に取り組んだという東北電力の3社は、純利益予想を据え置いた。(2021/10/29-19:40)
Soaring Fuel Prices Force Japan Power Utilities to Cut Projections
In the face of soaring prices for thermal power plant fuels, seven of Japan's 10 regional power utilities downgraded their projections for the year through March 2022, in their April-September earnings reports released by Friday.
Of the seven, Tokyo Electric Power Company Holdings Inc. and Chugoku Electric Power Co. are now expected to fall into the red, forecasting consolidated annual net losses of 16 billion and 14 billion yen, respectively.
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