2021.10.28 18:24Business

通期営業益、初の1兆円超へ 台湾TSMC工場に協力表明―ソニーG

 ソニーグループ(G)は28日、2022年3月期の連結業績予想(国際会計基準)のうち、売上高を9兆9000億円(従来9兆7000億円)、営業利益を1兆400億円(同9800億円)に上方修正したと発表した。映画・音楽事業の好調に加えて、デジタルカメラ市場の回復に伴う画像センサーの販売増加で半導体事業の利益も上振れる見通し。
 今期から会計基準を変更しているため単純比較はできないが、営業利益が1兆円の大台を超えるのは初めて。
 十時裕樹副社長はオンライン形式で開いた決算説明会で、世界的な半導体不足の影響について、「逼迫(ひっぱく)する需給状況は来年度も継続することが予想される」との見通しを示した。
 一方、半導体受託製造最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が建設方針を表明した日本工場について、半導体の安定調達を目的に、設立と運営に協力する方針を公式に表明した。
 十時氏は「世界最先端の半導体生産技術を持つTSMCとの協業をより一層深めていくことも大いに意義がある」と語った。TSMCの日本工場をめぐっては、ソニーGが持つ熊本県の画像センサー工場隣接地への建設計画が明らかになっている。十時氏は工場への出資などについては「詳細は協議中」と述べた。
 21年4~9月期連結決算は、売上高が前年同期比13.7%増の4兆6262億円、営業利益が11.5%増の5985億円だった。(2021/10/28-18:24)

2021.10.28 18:24Business

Sony's FY 2021 Operating Profit Forecast Tops 1 T. Yen


Sony Group Corp. revised up its consolidated operating profit forecast for the full fiscal year ending in March next year from 980 billion yen to 1.04 trillion yen, exceeding 1 trillion yen for the first time.
   The company said that it expects stronger earnings for its semiconductor business, thanks to rising sales of image sensors following the recovery of the digital camera market, in addition to upbeat business for the movie and music division.

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